薄毛の種類を見分けよう。どの薄毛・症状かで対策も変わります。

薄毛・ハゲと一言で言っても種類はたくさんあります。

どの種類の薄毛かによって対策も変わります。

まずは自分の症状を把握することが大事です。

今回は薄毛の種類・症状について記載していきます。

もし今薄毛に悩んでいる方は自分がどれにあてはまるか見てみましょう。

こんなにあるの?【薄毛・はげの種類】

①男性型脱毛症(AGA)

これは有名ですよね。40代の男性では発症率30%と言われており、約3人に1人は発症する割合で脱毛症としては、1番多いと言われております。

男性型脱毛症(AGA)は、成長毛が早期休止期に入って脱毛する休止期脱毛で、成人男性の前頭部や頭頂部の毛が一定のターンで薄くなるのが特徴で、早い人は思春期を過ぎたころから発症します。

そのメカニズムは男性ホルモンが強く関与していると、アメリカの解剖学者J.B.ハミルトンが70年前に生化学的に実証しています。

②粃糠(ひこう)性脱毛症

この症状は欧米人には少なく、日本人の男性より特に女性に多くみられ、乾燥した大量のフケがでるのが特徴で皮脂欠乏症、皮脂欠乏湿疹をともなう事もあり、特に40代以上の女性に多くみられます。

この脱毛症で抜けた髪の毛根部分はおたまじゃくしの尻尾のようになっています。

体質的な要素が大きく、食生活の肉食への偏り、油脂の摂取量やその質、また冷え性や加齢、頭皮の手入れ不足等の原因が重なると薄毛をまねいたり脱毛が悪化したりします。

③脂漏(しろう)性脱毛症

この脱毛症は男性型脱毛症(AGA)とほぼ同じ症状の脱毛症でフケと関係がある脱毛症ですが、粃糠性脱毛症とは違い、抜け毛の毛根部が脂っぽくベタっとしているのが特徴です。

過剰な皮脂分泌が主な原因と考えられていますが、食生活の偏りとストレス、マーガリンやショートニング、硬化油などのトランス型脂肪の摂取、それに頭皮の手入れ不足や喫煙、清涼飲料水のとりすぎ等で悪化することが考えられます。

④細菌(円形、多発)性脱毛症

細菌性脱毛症には2種類あり、脱毛が一箇所だけに起こるものを『円形脱毛症』、複数箇所にできるものを『多発性脱毛症』といいます。

以前は後頭部の襟足に発症する円形脱毛症がほとんどでしたが、近年では側頭部などに複数発症する多発性が増えています。精神的なショックやストレスで発症するのではなく、頭部常在菌と免疫の関係が主な原因と考えられています。他の脱毛症と複合的に作用すると回復が難しく、また長引きます。

⑤壮年性脱毛症

この脱毛症は異常脱毛ではないのですが、加齢からくる脱毛症です。

壮年性脱毛症は青年期から壮年期の男性にみられる男性型脱毛症の1つで、年齢と共に発症する確率は上がり若い段階で発症すると若はげと呼ばれる事もあります。

壮年性脱毛症になると、主に頭部の前方やてっぺんが抜け毛になったり薄毛になったりし、最終的には髪の毛がなくなります。

⑥抜毛粧

正常な髪の毛を自分で抜いてしまう抜毛粧で、学童期の子供に多い一種の癖で、精神的なストレスが引き金になることが多いです。頭髪の一部を指でつまんで抜く為、脱毛箇所は不規則な形をしています。

⑦びまん性脱毛症

女性を悩ます脱毛症の大半がこのびまん性脱毛症です。

びまんとは一面に広がるという意味です。全体的に均一に脱毛が起こります。

びまん性脱毛症は男性型脱毛症と同じく、成長することを休んでしまう休止期の割合が多くなり、その結果抜け毛が増え、脱毛症へと進んでいきます。

しかし、びまん性脱毛症が男性型脱毛症と異なるのは、前頭部の生え際の後退ではなく頭皮全体の毛が抜ける事です。

よって脱毛部の境界がはっきりしません。

原因としては遺伝、偏った食生活、ストレス、過剰なダイエット、間違ったヘアケア等があげられます。

⑧女子男性型脱毛症

女性にも男性型脱毛症が起こる場合があります。

男性型脱毛症の原因はジヒドロテストステロンと言われていますが、これは女性の体内でも生成されています。

女性の場合女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンという物質が、ジヒドロテストステロンによって毛根を破壊されるのを保護してくれます。

しかし、年齢が増すにつれて(特に月経閉止期後)エストロゲンが不安定になりジヒドロテストステロンの生産が増すことにより女性にも脱毛が起こるようになります。

⑨代謝異常性脱毛症

この脱毛症で抜け落ちた髪の毛の根部は、非常に複雑な形をしておりゆがんだ形や蛇がとぶろを巻いているような形や、あるいは毛幹が極端に細くなっていたりなどひどい場合は、毛球自体がなくなっています。

原因としてはホルモンバランスの崩れ、食生活の乱れや偏り、無理なダイエットの悪影響、極端な夜型生活、環境ホルモン、薬物の作用などが考えられ、身体の不健康からの脱毛症と考えられます。

⑩分娩後脱毛症

妊娠後期に成長期の毛髪の割合が増え、これが出産後に休止期に入る為、出産後しばらく抜け毛が多くなり薄くなることもあります。

一目でわかるようなひどい脱毛症ではありません。

⑪神経性脱毛症

この脱毛は、ストレス過多などの精神的なものが影響して起こる脱毛症の事で、ストレス性脱毛症とも呼ばれています。

境界が不明で不正形線状や地図状に抜けてくる場合が多く、原因の多くはストレスと言われ円形脱毛症と同様に神経性の血管障害と言われています。髪の毛だけには留まらず、全身に脱毛を招いてしまう可能性もあります。

円形脱毛症と似たような症状や広がり方を見せますが、神経性脱毛症の場合には脱毛部分が円形に抜けていくわけではありません。

食生活やライフスタイルの不摂生などが重なってしますと、症状が悪化していく可能性があります。

⑫牽引性脱毛症

長時間毛髪を強く引っ張られることにより発症する脱毛症のことで、女性に多い脱毛症といえます。

長年、ポニーテールやアップのように強く引っ張られた髪の生え際や分け目部分の毛が細くなったり、切れやすくなるなどして地肌が透けて見える症状です。

髪が強く引っ張られることによるダメージの蓄積による脱毛という原因がしっかりしていますので、他の脱毛症のように生え際に育毛剤を塗布しても問題の解決にはなりません。

毛根に負担をかけるような髪型を避けたり、負担がかかる髪型は連続してしないといった対策が有効です。

⑬先天性無毛症

生まれつき毛根が存在せず、毛が全く生えてこない遺伝性の病気のことです。

全身性無毛症の場合には、皮膚や爪、歯に異常を併発する場合があります。

髪が生えている場合でも、生まれつき髪が非常に薄く、完全に生えそろわなかったりする場合には無毛と区別され先天性乏毛症と呼ばれています。

どちらも遺伝的要素の強い病気です。一般的な脱毛症と違い遺伝的な要素が100%となる無毛症の場合、育毛・発毛を促す事は不可能といえます。

また、それらの遺伝子に変化を及ぼすような薬剤による治療法も現時点では開発されていません。

⑭薬剤脱毛症

薬剤を投与することにより脱毛の症状が出ることです。

特徴としては、AGAのように前頭部や頭頂部などの局所的に毛が抜けていくわけではなく、頭髪全体が薄くなったり、細くなったりする症状が出ます。

有名なのは、ガン治療の際に用いられる抗がん剤や、C型肝炎の治療の際に用いられるインターフェロンなどです。

正常に活動していた毛髪の新陳代謝を薬が妨害した事により抜けてしまったという事になりますので、薬の投与を中止すれば育毛や発毛の対処をしなくても、次第に回復していきます。

ただ、薬剤投与により完全に毛髪を消失してから、時間が経過してしまった場合は毛根がその機能を失ってします事になり、髪の再生は困難になります。

【薄毛・はげの種類】まとめ

14種類の薄毛の種類をまとめましたが如何でしたか?

全てが発毛できるわけではありませんがやはり主に生活習慣・食習慣等が大きく関与しているのがわかりますね。

日々の意識をすこし変えるだけで薄毛・はげは予防できます。

いつ症状がくるかはわからないので今からでも対策していきましょう。


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