
帽子が原因で薄毛になるなるのか
「帽子をかぶると薄毛を進行させますか?」
「キャップはかぶらない方がいいですか?」
このような質問を薄毛に悩む方からよく受けることがあります。
結論から申しますと、帽子が原因でハゲることはありません。
私は、薄毛の改善を施す発毛技能士の太田と申します。
帽子をかぶることにより頭皮に与える影響はありますが、正しくかぶることが薄毛対策にもなります。
頭皮への影響や、どのように正しくかぶればいいのかを解説していきます。
薄毛への心配から帽子を避けるのでなく正しいかぶり方を学びましょう。
帽子をかぶると薄毛になる?
帽子をかぶることで薄毛になるという根拠はありません。帽子をかぶり続けると、蒸れたりして頭皮に悪影響が及ぶのではと思うかもしれませんが、帽子が直接的な原因で薄毛になることはないでしょう。
帽子で薄毛になると思われがちですが薄毛を防ぐ効果もあります。
帽子は、紫外線から頭皮を守る役割もあり薄毛対策にもなります。頭皮が紫外線のダメージを受けると毛穴の炎症・かゆみ・乾燥やフケ・皮脂の過剰分泌の頭皮トラブルを招き、頭皮環境の悪化につながります。その結果、抜け毛や薄毛を引き起こします。
頭皮の紫外線対策は、日差しの強い夏だけではなく年間を通して行うことが大切です。紫外線は、頭皮だけではなく毛髪への影響もあり、メラニンを分解し色素を薄めてしまったり(白髪を生成)、毛髪内部のタンパク質を劣化させ切れ毛や枝毛の原因になることもあります。
薄毛になるかもしれないと思い帽子を避ける必要はないでしょう。
薄毛の原因とは?
帽子をかぶったからといってハゲるわけではありません。
薄毛になる原因は様々です。
では、薄毛にはどのような原因があるのかを見ていきましょう。
遺伝的なもの
ハゲは遺伝すると一般的によくいわれていますが、やはり関係はあります。親から子へ薄毛になりやすい体質は遺伝します。家族に薄毛の人がいる場合は、薄毛のリスクは高くなる傾向にあります。ただし、両親が薄毛だからといってご自身も必ず薄毛になるとは限りません。「 親が薄毛だから…」と諦めず予防していきましょう!
薄毛の予防は必要ですが、必ず予防できるわけではありません。しかし、頭皮環境や生活習慣を気に掛けておくことで予防できる可能性は高まります。また、薄くなってきたとしても予防を習慣付けることで進行の抑制に繋がります。逆に、「家族に薄毛はいないから大丈夫」と予防しない方が多いですが、様々な要因が重なることで薄毛が発症することもあるので油断は禁物です。
生活習慣によるもの
生活習慣が乱れていると、血流が悪くなり頭皮へ十分な栄養が届かず、健康な髪が育ちにくくなります。
乱れた食生活や不規則な睡眠、過度な喫煙や飲酒は頭皮に悪影響を与え薄毛を引き起こします。
頭皮環境によるもの
髪を洗わずに寝る、洗い過ぎ(夜と朝2回洗髪する)や、髪を乾かさない(雑菌の増殖を招く)など頭皮にダメージを与え頭皮環境を悪化し薄毛を招きます。
ストレス
ストレスが溜まると血管の収縮し血行が悪くなります。
血行不良は、頭皮への栄養運搬に支障をきたし頭皮が栄養不足となり薄毛に繋がります。
帽子が頭皮に与える影響
帽子は、正しくかぶれば頭皮や髪に悪い影響を与える心配はありません。しかし、正しくかぶらない場合は、薄毛になる可能性を高めてしまうので注意が必要です。
帽子を間違ったかぶり方をすることで、どのような影響を及ぼすのかを見ていきましょう。
蒸れによる雑菌の繁殖
帽子を長時間かぶっていると、どうしても頭皮が蒸れてしまいます。蒸れてしまうと、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうため頭皮にとって良い状態ではありません。蒸れたからといってすぐに雑菌が繁殖するわけではありませんが、そのままの状態で汗や皮脂を洗い流さないでいると、雑菌が繁殖し頭皮環境を悪くしてしまい薄毛を誘発してしまいます。
頭皮の蒸れで汗や汚れが付着したままになると、毛穴に皮脂や汚れが詰まり薄毛の原因となります。毛穴に汚れが詰まってくると、髪の毛の土台(毛根)が悪くなり髪が育ちにくくなります。
また、頭皮が蒸れ雑菌が繁殖すると、別の脱毛症に発展するケースがあります。マラセチア菌いうカビが繁殖すると、脂漏性脱毛症を発症することがあります。
帽子による血行不良
帽子の種類にもよりますが、密着感があるタイプやサイズが小さい帽子をかぶっていると頭皮への血流が悪くなります。髪の毛は血液により髪に必要な栄養や酸素が運ばれるので、血流が悪くなると栄養の供給に支障をきたし薄毛に繋がります。
このように、頭皮のケアの不足が蓄積すると間接的に薄毛を招いてしまう可能性があるのです。
帽子の着用による注意点
薄毛を招かないないよう帽子は正しくかぶることが必要です。
では、正しくかぶるためにも注意すべき点を見ていきましょう。
薄毛を隠すための着用
薄毛に悩まれている方は、薄毛を帽子で隠すという場合があるかもしれません。ファッショアイテムとして帽子を活用するのであれば問題はありませんが、「帽子で薄毛を隠す」というスタイルが定着してしまうと薄毛の進行に繋がる可能性が高くなります。薄毛を隠すためにかぶり続けると習慣化しやすく、頭皮環境より薄毛を隠すということに囚われがちなるので注意が必要です。
かぶりっぱなしには気を付けよう
帽子の活用方法は人それぞれですが、強い紫外線から頭皮を守る以外の場面では、必要以上に長時間帽子をかぶり続けないように意識しましょう。仕事上、帽子やヘルメットをかぶり続けないといけない環境の方は、こまめに頭部の汗を拭くことや、休憩時間に帽子やヘルメットを外して風通しをするなど気を配りましょう。
薄毛の対策に機能性を重視しましょう
ご自身に似合う形やデザインの帽子を選びますが、薄毛対策として蒸れ防止のために通気性の良いメッシュキャップを選ぶなどの工夫も大切です。通気性がよく、おしゃれなデザインの帽子がメンズ・レディース共にたくさんあるので、薄毛を気にしている方も帽子のおしゃれを楽しめます。
清潔な頭皮環境を保つ
中には夜ではなく、朝にシャンプーを行う方がいらっしゃいます。頭皮は、皮脂・汗の分泌が盛んなため汚れを残したまま就寝することは、頭皮環境の悪化を招きます。その日の汚れはその日のうちに落としましょう。整髪料(ワックスなど)を付けたまま寝てしまうのも薄毛を招く要因になるので注意しましょう。頭皮は、清潔に保つよう心掛けましょう。
あらかじめ、髪の絡まりをほどくことで、洗髪時の髪の引っかかりなどの負担を減らすことができます。引っかかる場合は、無理にとかないで手で優しく絡まりをとりながらブラッシングをしましょう。2.ぬるま湯で予洗い
頭皮や髪に付いた汚れを洗い流し、シャンプーの泡立ちを良くするためにぬるま湯でしっかり頭を濡らしましょう。
3.シャンプーを泡立て頭皮と髪に付ける
シャンプーの液をそのまま付けると刺激になるので、手のひらでしっかり泡立てて下さい。
4.指の腹で優しく洗う
爪を立ててゴシゴシ洗うと頭皮を傷付けるので、指の腹で頭皮をマッサージするように丁寧に洗いましょう。
5.ぬるま湯でしっかり洗い流す
頭皮にシャンプーの成分が残っていると、頭皮のトラブルを引き起こす原因となるので十分に洗い流しましょう。
6.タオルで頭部を包み込むように乾かす
力強くタオルで乾かすと、髪のキューティクルがダメージを受けるので包み込むように乾かしましょう。
7.ドライヤーで乾かす
熱から頭皮や髪を守るためにも頭から20㎝程度離してドライヤーで乾かしましょう。
帽子をかぶっても、正しい散髪方法を行えば帽子が与えるリスクを高める心配はほどんどありません。適切な頭皮ケアで薄毛リスクを抑えましょう。
シャンプーは毎日使うものなので、刺激の少ないアミノ酸系シャンプーをおすすめします。当サロンでもシャンプーの取り扱いがございますのでお気軽にお問い合わせください。
整髪料と薄毛の関係を詳しく解説しているので合わせてご覧下さい。
帽子のお手入れ
帽子は洗濯せずに使い続ける方が多いと思います。かぶった帽子にも汚れや雑菌が付着するので、こまめに洗濯しお手入れをしましょう。
・正しいヘアケアを行う
・帽子を清潔に保つ
帽子は紫外線による頭皮へのダメージを防ぐ薄毛対策になりますが、薄毛を改善することは難しいです。すでに薄毛が進行している方は、生活習慣・頭皮環境の改善が必要です。特に、AGA(男性型脱毛症)の薄毛が心配な方は薄毛の専門家に相談することをおすすめします。AGAは進行性の脱毛症なので、自己対策のケアだけでは改善が難しいです。プロの頭皮ケアを取り入れることが早期改善に繋がります。
私は、神奈川県で薄毛改善のサロンを経営する発毛技能士の太田貴士(おおたたかし)と申します。
お伝えしたように薄毛には様々な原因があります。自己判断での薄毛対策は、薄毛を悪化させる恐れもあるので薄毛の専門家である私にお気軽にご相談ください。
当サロンは、無料でカウンセリングを行いマイクロスコープで頭皮の現状をチェックを行なっております。薄毛の原因を追求し、改善するためのアドバイスを行い、一人ひとりの症状に合わせた薄毛治療をご提案致します。


薬に頼らない方法で、副作用のリスクのない安心感のある治療を行います。
「サロンへ行きづらいな…」という方はまず下記のお問い合わせフォームより写真を添付して送って頂ければ無料でチェック致します。薄毛は、放っておくとどんどん進行していくのでお一人で悩ますお気軽にご相談ください。
薄毛を改善しながら帽子によるファッションを楽しみましょう!