
治療薬によるはげの治療
AGAなどの薄毛の治療法は年々増加しております。
その様々な薄毛治療法の中で、本格的にはげ治療を始めようと考えた時まず浮かぶのは「治療薬」ではないでしょうか。
しかし、治療薬にも種類がありご自身のはげにどのお薬が合うのか分からないかもしれません。
私は、薄毛の改善を施す発毛技能士の太田と申します。
治療薬でのはげ治療が気になる方に向けて、どのような治療薬がありご自身に合うのか、そして価格や副作用について解説しています。また、薬に頼らない効果的なはげの改善方法もご紹介していきます。
フサフサな髪を取り戻すためにもぜひ参考にしてみてください。
2タイプのはげの治療薬
薄毛の主な原因は、体内で作られる脱毛ホルモンです。また、加齢や生活習慣による血液循環の悪化や、毛を作る細胞が弱くなることも薄毛を進行させる要因です。そのため、こうした薄毛の原因を治療薬で体の内側から改善していきます。
薄毛治療には大きく分けると2タイプがあります。
抜け毛の原因となる脱毛ホルモンを抑制し、はげの進行を抑える治療薬
血行を促進し頭皮に栄養を送り、毛を作る細胞を活性化させ発毛を促す治療薬
それでは、現在、主に使用されている治療薬の種類や特徴を見ていきましょう。
はげ治療薬の種類と特徴
AGAなどのはげ治療は治療薬を処方する「投薬治療」を中心に進められます。そして、はげの進行度や症状によって治療薬の種類や量、組み合わせが異なってきます。
治療薬には内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)があります。
では、どのような治療薬があるのか見ていきましょう。
種類と特徴
脱毛を防ぐタイプ
・プロペシア
【種類】飲み薬
【価格】約6,000〜9,000円
【効果】抜け毛の抑制(Ⅱ型を抑制)
・他の治療薬に比べて副作用が起こりにくいので、比較的安心して服用できるお薬
・フィナステリド
【種類】飲み薬
【価格】約4,000〜6,000円
【効果】抜け毛の抑制(Ⅱ型を抑制)
・主成分が同じのプロペシアより2割ほど価格が安い
・ザガーロ
【種類】飲み薬
【価格】約8,000〜10,000円
【効果】抜け毛の抑制(Ⅰ型とⅡ型を抑制)
・副作用に注意が必要
・アボルブ
【種類】飲み薬
【価格】約8,000〜9,000円
【効果】抜け毛の抑制(Ⅰ型とⅡ型を抑制)
・もともとはAGAではなく前立腺肥大症の治療薬
・ザガーロより1割ほど価格が安い
AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成に関わる5αリラクターゼ(酵素)にはⅠ型とⅡ型の2つの型があります。
- Ⅰ型5αリラクターゼ…全身の皮脂腺に多く存在し、DHTを生成した場合に皮脂の過剰分泌を引き起こす。
- Ⅱ型5αリラクターゼ…前頭部の生え際や頭頂部など頭髪の細胞に多く存在し、脱毛を促進してしまう作用がある。
治療薬によってこの5αリラクターゼの抑制効果には違いがあります。そのため、2つの型に効く治療薬は、より多くのはげのタイプに効果が期待できます。
発毛を促すタイプ
・ミノタブ(ミノキシジルタブレット)
【種類】飲み薬
【価格】約5,000〜10,000円
【効果】毛を作る細胞の活性化・血行促進
・AGA治療薬としては認可されていないため、必ず医師のもとで服用する
・心機能や血圧に悪影響を及ぼす恐れがある
・早く効果を実感しやすい
・ロゲイン
【種類】塗り薬
【価格】約5,000〜9,000円
【効果】毛を作る細胞の活性化・血行促進
・海外版がロゲイン、日本版がリアップ(大正製薬)、スカルプD (アンファー)、リグロEX5(ロート製薬)
・内服薬に比べて効果は落ちるが、副作用のリスクが低い
・日本製品は、通販サイトやドラッグストアなどで手軽に購入できるが、ロゲインはクリニックや海外医薬品通販サイトで輸入する必要がある
・アロビックス
【種類】塗り薬
【価格】約1,000〜2,000円
【効果】血行促進
・AGA以外の円形脱毛症や女性の薄毛にも有効
・円形脱毛症などの脱毛症には保険が適用される治療薬のため低価格
はげ治療薬の効果
ハゲの治療薬は目で見て分かるほどの育毛・発毛効果を得ることができます。しかし、すぐに効果があるものではありません。個人差はありますが、使用してから数ヶ月経った頃から効果を感じることができます。また、中には効果が出ない人もいらっしゃいます。治療開始時期やハゲの進行度、年齢により高い効果を得られないケースもあります。そのため、治療を始めるタイミングはとても大切で、得られる効果に影響してきます。放っておくと手遅れになるので、早めの対策がカギとなり重要です。
治療期間はどのくらい?
約6ヶ月〜1年ほどで月1回の通院と毎日の服薬を行います。
※治療の終了は個人の希望によるもの
費用はどのくらいかかる?
<将来の薄毛予防対策や進行予防の場合>
抜け毛抑制薬(フィナステリド など)のみの処方
費用:3,000円〜7,000円/月
<発毛が目的の場合>
抜け毛抑制薬+発毛促進薬を併用した処方
費用:15,000〜40,000円/月
※治療薬の費用は、クリニックにより異なりますので目安としてご参考ください。
はげ治療薬の購入方法
治療薬の入手方法は、「クリニックでの処方」「個人で購入する」のいずれかです。それぞれのメリットやデメリットについてみていきましょう。
▶︎クリニックでの処方
・クリニックではげの診断を受け、体質や持病を踏まえて自身に合った適切な治療薬を処方してもらえる
・正しい服用方法や注意点など指導を受けるので、副作用のリスクを抑えられる。
・クリニックでの処方は安心できるが、診察代などや継続的な投薬治療により費用が高くなる可能性がある。
▶︎個人で輸入する
・信頼できる輸入先を見つけるのが難しいので詐欺(粗悪品・偽物)に遭う可能性がある。
・クリニックで処方された治療薬による副作用で健康被害にあった場合は「医薬品副作用被害救済制度」を受けることができるが、個人輸入で入手した治療薬で健康被害にあった場合は受けることができない。
▶︎ドラッグストアで購入する
・プロペシアなどは処方薬のため、ドラッグストアでは購入できないが、ミノキシジルを含む外用薬であれば第一類医薬品として販売されているので購入できる。
・信頼できるメーカーの治療薬だけが販売されているため、粗悪品による健康被害の心配がない。
・ドラッグストアで購入した治療薬も「医薬品副作用被害救済制度」の対象です。もし、副作用起こっても副作用の治療にかかった費用が給付さる。
はげ治療薬の注意点
はげの治療薬を安全に使用する上で、気を付けるべき注意点などを前もって知っておくことが大切です。
では、どのような注意点があるのかを見ていきましょう。
はげ治療薬の副作用
薬品名 | 症状 |
プロペシア・プロペシア のジェネリック | 性機能障害・肝機能障害 |
ザガーロ・アボルブ | 性機能障害 |
ミノタブ | 発熱・動悸・頭痛・吐き気・多毛症など |
ミノキシジル配合外用薬 | かゆみ・かぶれ・発疹・皮膚炎など |
アビロックス | かゆみ・皮膚炎・発汗・悪寒など |
どんな治療薬でも副作用のリスクはありますが、必ず起こるわけではありません。AGAの治療薬は、重篤な副作用が起こる心配の少ないお薬です。
効果の持続性
はげの治療は、開始してすぐに効果が出るものではなく、早い人でも半年ほど経った頃です。また、治療薬を飲み続けているうちは、抜け毛の抑制や発毛促進の効果はありますが、治療薬をやめれば効果はなくなりはげがまた進行します。効果が持続するのは服用期間のみです。
治療費の負担
AGA治療は、健康保険は適用されず全額が自己負担の自由診療です。そのため、一般的な治療費より高額になります。
はげ治療薬が服用できない人
・20歳未満・肝機能障害・心臓疾患のある人など
・フィナステリドとデュタステリドは、女性は使用することができません。
はげ治療薬の選ぶ際のポイント
お伝えしてきたようにAGA治療薬には様々な種類があります。どのようにご自身の薄毛に合った治療薬を選べばいいのか重要なポイントを見ていきましょう。
改善したい目的で選ぶ
AGA治療薬には2つのタイプがあり、はげの進行を抑制するか、発毛を促すかで分かれています。抜け毛を止めたいのか、毛を生やしたいのかご自身の目的に合わせて治療薬を選ぶようにしましょう。また、2種類の治療薬を併用することも可能です。
リスクの低い薬を選ぶ
治療薬には副作用が出る可能性があり、薬によって出やすい体質や持病がわかっています。そのため、ご自身にとってリスクの低い薬を選ぶことが重要です。
<抜け毛を抑制するタイプの治療薬に注意が必要な方>
肝臓疾患のある方や肝機能値が正常でない方は、必ず医師の適切な処方を受け治療薬の服用には十分に注意をする。
<発毛を促すタイプの治療薬に注意が必要な方>
低血圧、心機能の異常などの症状がある方は、リスクの高いミノタブの服用は避ける。
薬の費用を考える
治療薬は、長期的に服用・塗布するものなので、治療薬の価格が高いと治療が経済的に負担となり長続きしない可能性もあります。薬代を抑えたい場合は、ジェネリック医薬品を選ぶのがおすすめです。
副作用のリスクのない薄毛改善方法
治療薬による薄毛治療は効果がありますが、生活習慣が乱れているといくら効果のある治療薬を服用しても効果を発揮できない場合もあります。治療薬の効果を高め、薄毛を予防するためにも生活習慣の見直しをすることが大切です。
では、どのような生活習慣の見直し(薄毛対策)が必要なのかを見ていきましょう。
栄養バランスの良い食事をとる
髪が成長するための栄養は、食べた物から供給されています。そのため、乱れた食生活を続けていると栄養バランスが悪くなりはげを引き起こす原因となります。髪に必要な栄養素が不足しないように栄養のバランスが取れた食事を心掛けましょう。
発毛に良い食べ物をこちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
規則正しい睡眠をとる
髪の成長を促すホルモンは、午後10時~午前2時にかけての時間帯に最も分泌されます。そのため、睡眠不足は成長ホルモンの分泌が減少しはげの原因となります。はげを予防・改善するために成長ホルモンの分泌が促される時間帯を含む十分な睡眠を取りましょう。
飲酒・喫煙を控える
過度な飲酒・喫煙は、血行が悪くなり頭皮や髪に必要な栄養が届きにくくなります。そのため、頭皮が栄養不足を起こしはげの原因になる可能性があります。お酒は適量を守り、タバコは控えることをおすすめします。お酒やタバコは習慣化しているのですぐに見直すことが難しいです。どうしてもやめられない人は、「休肝日をつくる」「タバコの本数を減らす」などストレスの溜まらない範囲から始めてみましょう。
お酒の適量や喫煙の薄毛への影響などをこちらの記事で詳しく説明しているので気になる方はチェックしてみて下さい。
適度な運動を行う
運動不足は、血流が悪化し髪に必要な栄養素が頭皮に届きにくくなり、はげの要因になる可能性があります。また、過度なストレスも血流が悪くなり頭皮環境の悪化を招きはげの要因になる可能性があります。運動は、血流を良くしストレス発散にも繋がるのでウォーキングなど適度な運動をするようにしましょう。
血流を良くする適度な運動法をこちらの記事で紹介しているので、運動不足の方はチェックしてみて下さい。
健康的な生活習慣は、抜け毛の予防、丈夫な髪を育てることに繋がるので、無理のない範囲で日頃から心掛けましょう。また、頭皮環境を改善するためにも頭皮のケアが大切です。頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進するのでハゲの改善に効果が期待できます。また、シャンプーだけでは取り除けない毛穴の汚れを除去するためにも、プロの頭皮ケアを取り入れることをおすすめします。
私は、薄毛の改善を施す発毛技能士の太田貴士(おおたたかし)と申します。
治療薬によるはげ治療は、効果はありますが副作用などのリスクも伴います。また、長期服用のリスクの可能性を考えると治療薬だけに頼る薄毛改善も良し悪しがあります。そして、注意点でお伝えしたように服用をやめると、治療薬の効果は持続されずまた抜け毛が増えはげに戻ってしまいます。そのため、病院やクリニックでは、なかなか治療薬を止めることをおすすめされず服用し続けなくてはいけません。現在、治療薬をご検討の方や既に服用していて止めたいけど止めれない方は是非、私にご相談ください。
当サロンは、無料でカウンセリング、マイクロスコープによる頭皮の現状チェックを行なっております。そして、お一人おひとりの薄毛の症状に合わせたハゲ改善をご提案し、生活習慣の見直しをアドバイスしていきます。治療薬は、服用をやめると効果がなくなり再びはげに戻る可能性があります。しかし、私が施す施術は、5年10年先まで健康な髪を保てるように考えた技術を施しています。ここが私が施す施術と治療薬によるはげ改善の違いです。当サロンは、治療薬だけでは解決できない脱毛症を改善し、副作用のリスクのない最先端発毛療法で発毛させています。


はげは、デリケートな問題なのでなかなか人には相談できない悩みです。専門家に相談するだけでもどう対処すればいいのか明確になり気持ちも楽になるので、薄毛の専門家である私にお気軽にご相談ください。
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