
更年期による抜け毛は治る
私は横浜で発毛サロンを経営していますが、更年期に抜け毛・薄毛の症状に悩まされる40代女性から次のような問い合わせが多く寄せられます。
“急に前髪の抜け毛が多くなった”
“いつまでこの抜け毛の時期は続くの?”
更年期とは、女性が閉経を迎える前後の約5年間のことですが、実は更年期を迎える前にケアをして抜け毛を最小限に抑える事ができます。
ここではその方法を解説していきます。
なかなか更年期での抜け毛は他人に相談しにくいことでもあることと思いますので、専門家である私に是非ご相談下さい。
簡単なご相談であればメッセージで素早くご返信させて頂きます。
更年期による抜け毛の症状が多い原因
まず更年期に入る前から卵巣機能が低下することで、女性ホルモン“エストロゲン”の分泌が急激に減ってしまい、閉経後しばらくすると分泌さえしなくなります。
このエストロゲンの分泌が減ってしまうとホルモンバランスが崩れてしまい、抜け毛に加え以下のような様々な症状が起きてしまいます。
・集中力の低下
・視力・聴力・筋力の低下
・頭痛や腰痛などの痛み
・動悸・息切れ・めまい
・冷え
・シワの増加
・無気力感
上記の症状が出る人は酷い場合は病院で治療が必要な人も居ます。
更年期による薄毛・抜け毛の特徴は分け目の地肌が目立ってきて髪の毛が軟化し全体的に薄く抜け毛が増えていきます。
なぜ更年期と共に抜け毛が増えるのか。
大きな要因はエストロゲンの分泌の減少ですが他の原因を4つあげていきましょう。
①生活習慣の乱れ
食事、睡眠、運動などの生活習慣が乱れると、体に悪影響が出てきます。これは髪の毛にも言えることです。睡眠不足やストレスの蓄積などによって自律神経のバランスが崩れ、その結果、血行不良が起きて髪の毛の成長が滞ったり、テストステロンの分泌を促す交感神経が優位になったりして、抜け毛を引き起こす症状が出るのです。
②ストレス・過度のダイエット
女性に多くみられる原因がこちらです。ストレスが溜まると自律神経が乱れ、頭皮の血行が悪くなり抜け毛が引き起こされやすくなります。
また極端なダイエットで栄養のバランスを崩すと、毛髪の材料となるタンパク質が欠乏したり、鉄欠乏性貧血をといった症状を起こすことがあり抜け毛を誘発します。
③ヘアケア
若い頃からパーマやカラーなどを、繰り返している女性は多いと思います。
市販のシャンプーやパーマやカラー、ドライヤーの使用などは、スタイリングには必要でも少なからず髪にはもちろんの事、頭皮にもダメージを与え抜け毛が増えます。
更年期のエストロゲンの減少により、そんなダメージの蓄積が、修復しきれず髪や頭皮に現れやすくなり抜け毛が増えます。
④出産
出産で抜け毛が増えた事ありませんか?
妊娠初期から、女性ホルモンは常にたくさん分泌されています。
しかし、出産後は、体が不要と判断し女性ホルモンが急激に減少してしまうのです。
妊娠期間に多くあった女性ホルモンが出産とともに、突然減ってしまうということに体がついていかず、結果ホルモンバランスの乱れにより抜け毛が増える事もあります。
徐々に体がホルモンバランス整え、約1年ほどで自然と抜け毛が減り、髪の毛は戻ってくる場合がほとんどです。
更年期による抜け毛は治るのか?
原因をお分かり頂いた所で、更年期での抜け毛対策について解説していきます。
普段の生活意識を少し変えるだけで抜け毛は改善されていきます。
栄養バランスの良い食事
しっかりとした太く強い髪をつくるためには栄養バランスの整った食事が大事になります。
特にタンパク質(肉類、魚類、豆類、乳製品)、ビタミンB群・ミネラル(肉類、緑黄色野菜)は髪の材料となりますので、抜け毛に悩んでいる方は積極的に摂ると良いでしょう。
下記記事の食べ物は実際に当店でもお客様におススメしているメニューです。
参考に見てみて下さい。
特に更年期を迎える女性はイソフラボンがおすすめです。
イソフラボンは女性ホルモンに近い働きを持つ栄養素です。
よって女性の薄毛に効果的と言われています。
イソフラボンを摂取することで更年期で減少する女性ホルモンの代わりをしてもらいましょう。
抜け毛だけではなく、お肌の艶にも良いです。
適度な運動
筋肉が凝り固まると血行不良となり、毛根へ充分な酸素や栄養が運ばれなくなります。また、筋力が低下すると血液循環を促すポンプ機能が弱くなり、血液の流れが滞りやすくなってしまいます。
適度な運動は、筋力の低下を予防したり、凝りをほぐしたり、血行を促したりと、抜け毛の予防・改善に良い影響をもたらしてくれます。
原因の1つのストレス解消にもなりますのでおススメです。
また、血行不良を改善しておけば、食品から摂取した栄養分が頭皮に送り届けられやすくなります。
血行の促進という意味ではマッサージも良いですよ。
良質な睡眠
睡眠は髪の成長を助けてくれます。体の回復を促すためには、一定の睡眠時間を確保するだけでなく、良質な睡眠をとることが重要です。
良質な睡眠とは、途中で覚醒することなくぐっすり眠れていること、朝スッキリと目覚められることなど、熟睡感が得られている状態のことです。
室内環境を整えたり、寝心地の良い寝具に見直したりすることで、質の良い睡眠がとりやすくなります。
夜は明るすぎない照明を心がけてください。また、パソコンやテレビ、スマートフォンなどブルーライトを発する電子機器の使用はなるべく避けたほうがいいと言われています。
毎日同じ時間に起きてまず日光を浴びる事だけでも、脳が朝のスイッチをオンにし夜にぐっすり眠れるようになります。
頭皮ケア
抜け毛から髪を守るためには、頭皮を健康に保つことが重要です。日射しの強いときに外出するなら、紫外線を避けるために帽子をかぶったり日傘をさしたりしましょう。
洗浄力が高いシャンプーも頭皮に過剰な刺激を与えるので避けたほうが賢明です。
特にアミノ酸シャンプーがおすすめです。
抜け毛を避けるためにドライヤーで髪を乾かす場合は、頭皮に高熱を与えすぎないよう、パワーを弱めにしたりドライヤーを離してかけたりするようにしましょう。
育毛剤の使用
更年期による抜け毛のホルモンバランスに働きかける効果はありませんが、毛球に栄養を与えることで育毛効果があります。
薄毛や抜け毛の対策に育毛剤を使用するのも一つの手段です。
更年期の抜け毛にはサプリメントや加味逍遥散(漢方)等でケアを
サプリメントについてまず初めに言いますが、極力食事のみで肉類や魚類、大豆製品、野菜など、バランスよく摂ることを目指しましょう。
サプリメントでエストロゲンを増やすのは、ホルモンバランスが崩れる可能性があるからです。
どうしても苦手な食べ物が多く、食事だけでは不安という方は、サプリメントで補いましょう。
飲み方については、各サプリメントで決められている量を守って飲むことが一番大切です。
サプリメントに記載されている量以上の過剰摂取は良くありません。
更年期に差し掛かる女性がいつまでも抜け毛を気にしない為には
更年期の抜け毛について解説してきました。
どうしても更年期障害がつらい場合、女性ホルモンを増やす“ホルモン療法”という治療法があります。
ただ、ホルモン療法には、更年期障害を軽減するメリットもある反面、乳がんの発症リスクが上がる、太りやすくなる、シミや肌荒れが生じるなどのデメリットもありますのでおすすめはしません。
もしホルモン療法を試す方は医師への相談が必須となります。
理想は更年期に入る前から解説した予防を心がけておけば、更年期の抜け毛を抑えることができます。
ご紹介した更年期での改善策は抜け毛の進行速度をゆるやかにはしてくれますが、健康的な髪の発毛を促すには不十分です。少しでも危ないかな?と感じたら、早めにご相談下さい。
また当サロンに起こし頂ければ頭皮状態の確認や現状の進行具合も確認させて頂きます。
無料でお受けしますのでお問い合わせお待ちしております。
“いきなりサロンは行きずらいな”という方はメールで画像診断も対応しますのでお気軽にお問い合わせください。
当店のお客様でも多い、ピル服用中の方でも大丈夫です。
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