
副作用の薬や費用を考えるとAGA治療はあり?なし?
「いよいよ目に見えてハゲだしているようだ。」
「父親からの遺伝もあるし、確実に自分は脱毛症(AGA)」
と思っているあなた、
AGA治療には投薬で発毛させる事ができる方法があります。
私は発毛技能士の専門家であり、横浜にて発毛サロンを経営している太田貴士と申します。
長年、脱毛症(AGA)で悩まれる患者さん方と向き合いながら様々な治療法について研究しております。
ここでは、AGA治療薬は良いものなのか?悪いものなのか?総合的な判断とアドバイスをさせて頂くために、AGA治療薬とその副作用に関して徹底的に解説いたします。
AGA治療やそれに使われる薬の副作用を気になされる方の無料ご相談もお聞きいたします。
いつでもお問い合わせを受け付けておりますので是非メッセージ頂ければと思います。
薬と副作用の関係
副作用って何のこと?
副作用 (ふくさよう、英: side effect) とは、医薬品の使用に伴って生じた治療目的に沿わない作用全般[1]を指す。狭義には、医薬品の使用に伴って発現した好ましくないできごとのうち当該医薬品との因果関係が否定できないものを指す。この好ましくない作用を厳密に指す場合には、薬物有害反応(英: adverse drug reaction、ADR)の用語が用いられる。
簡単に言うと、
薬の本来の目的である有益な作用を「主作用」、期待しなかった作用を「副作用」といいます。
すべての薬は、その両方の作用を併せもっています。
AGA治療薬だけに副作用があるわけではなく、すべての薬、普段使用する薬局で売られているような風邪薬にも副作用はあるのです。
どういった場合に副作用が起こるの?
副作用が起こるケースは大きく分けて4つ
副作用が起こる4つのケース
治療する目的と違うところの部位に効いたり、目的以外の効果が出てしまうことがあります。
fa-arrow-circle-right②薬の使い方による場合
飲む時間や間隔、量などの間違いや他の薬との飲み併せで起こることがあります。
fa-arrow-circle-right③体質と生活習慣による場合
患者さんの年齢や性別、体重などで影響が出ることがあります。
fa-arrow-circle-right④体調や病状による場合
患者さんのその時の体調がよくない場合、薬による影響を受けやすいことがあります。
このように、薬の性質以外にも、外的要因によって副作用の反応が出ることがあります。
次にAGA治療で使用される薬について説明していきます。
発毛に効果のある薬(ミノキシジル等)とその費用
育毛とは違い、AGA治療には発毛や抜け毛に効果がある薬を使用します。
ここでAGA(男性型脱毛症)のメカニズムを簡単に説明すると、
正常ではない悪玉の男性ホルモンの作用によって起こる脱毛症の一種で、ヘアサイクルが異常を起こすことで毛髪が充分に成長できないまま抜け落ちるため、毛髪の量が減っていく症状です。
AGA(男性型脱毛症)に密接に関わっているのが、男性ホルモンの一種であるテストステロンです。
この男性ホルモンがⅡ型5αリダクターゼという酵素のはたらきによってジヒドロテストステロン(以下DHTとします)に変化します。
このDHTこそが、脱毛因子を含む悪玉の男性ホルモンなのです。
DHTは毛乳頭細胞という毛を作る細胞に結合し、毛髪の増殖を抑制することで、毛髪が成長できなくなってしまいます。
つまり、DHTにより抜け毛が促進され、発毛量よりも抜ける毛の量が増えるため、ヘアサイクル異常を起こしどんどん髪の毛が薄くなってくるのです。
AGA治療薬の働き
AGA(男性型脱毛症)に対して、AGA治療薬の働きは次の2つになります。
②発毛を促進するのに働く薬
日本では厚生労働省によって、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル この3つの有効成分に対して「発毛効果がある」と認可が下りています。
それぞれのAGA治療薬としての効果は以下のとおりです。
フィナステリドの効果
フィナステリドは、もともとは前立腺肥大や前立腺がんの治療薬として開発された医薬品で、その副作用として異常発毛が見られたことからAGA治療薬として使用されるようになりました。
フィナステリドは、男性ホルモン(テストステロン)をDHTへ変換する酵素(5αリダクターゼ)を阻害することでDHTの産出を抑えることができ、抜け毛を減らします。
一般的な医薬品名:プロペシア等
デュタステリドの効果
デュタステリドは、フィナステリドと同様にAGAの原因因子である酵素(5αリダクターゼ)に作用して抜け毛を減らす作用があります。
しかし,酵素(5αリダクターゼ)にはI型とII型が存在し、II型にしか作用しなかったフィナステリドに対してデュタステリドは両方の型に作用するので、フィナステリドよりも高い効果が得られる治療薬です。
一般的な医薬品名:ザガーロ等
ミノキシジルの効果
もともと高血圧の治療薬として用いられていたミノキシジルという有効成分。ところが、服用している人に発毛がみられたことから発毛剤として使用されるようになりました。
ミノキシジルは、その血管拡張作用により血行を促進する効果があります。髪の毛を製造する細胞へより多くの栄養素や酸素を行き届かせることができます。
また、毛母細胞の分裂を促したり、毛母細胞の死滅を抑制して発毛を促進する作用があります。
一般的な医薬品名:リアップ等
つまり、抜け毛に作用するフィナステリドやデュタステリドで薄毛の進行を抑えて、発毛効果が高いミノキシジルで髪の毛を増やすことでヘアサイクル異常を正常に戻していくことがAGA治療薬の使い方です。
クリニックによって違いはありますが、AGA治療薬はおおよそ1月あたり2万円前後の費用がかかります。
これを最低でも6ヶ月は続けないと効果が実感できません。
決して安い物ではないので、使用前にしっかりと「主作用」と「副作用」について理解しておく必要があると思います。
では、AGA治療薬の「主作用」が薄毛に効果がある反面、どういった「副作用」があるのでしょうか?
続いて、AGA治療で起こりうる副作用について説明していきます。
AGA治療で懸念される症状は?
AGA治療薬には2つのタイプがあることを説明しました。
有効成分名 | フィナステリド (内服薬) |
デュタステリド (内服薬) |
ミノキシジル (外服薬) |
---|---|---|---|
①抜毛防止タイプ | ◯ | ◯ | |
②発毛促進タイプ | ◯ |
①抜毛防止タイプ
抜毛防止タイプの主成分はフィナステリドやデュタステリドで内服薬で、抜け毛の原因である男性ホルモンを抑制する効果があります。
男性ホルモンの生成を抑えるため、男性機能に影響を及ぼす下記のような副作用が出る可能性があります。
②発毛促進タイプ
発毛促進タイプの主成分はミノキシジルで、内服薬と外用薬の2種類があります。
※ミノキシジルの内服薬は発毛剤として認可されていないのでここでの説明は省きますが、副作用として体毛が濃くなったり、心臓や肝臓、腎臓の負担が大きく心筋梗塞や心臓肥大の原因になると言われています。
このミノキシジルは血管拡張作用により血行を促進して発毛を促す効果がありますが、血流が良くなることで下記のような副作用が出る可能性があります。
外用薬であるミノキシジルに比べて、内服薬で男性ホルモンに影響を与えるフィナステリドやデュタステリドのほうが重い副作用が起きる可能性があります。
フィナステリド内服中の患者の約1%に性欲減退の副作用が発生し、約0.7%に勃起不全が認められるという研究があります。
男性不妊を引き起こす可能性がありますので、服用期間中に子供を作ろうと考えるのなら、フィナステリドの服用をやめるべきです。
薬である以上副作用が出る可能性を0にすることは出来ないのです。
もし今、薬を服用されていて頭皮や体調に不調を感じたら即刻使用を停止させて私にご相談ください。
副作用の唯一の対策は、使用を止めることです。
個人輸入の治療薬やジェネリックに掛かる費用と効果
AGA治療薬は、基本的に医師の処方箋が必要な医療用医薬品ですが、AGA治療薬には保険が適用されないので、費用に関しては全額自己負担になります。
AGA治療で投薬中は抜け毛を抑え発毛させることが出来ますが、投薬を止めた途端、その効果はなくなり元の薄毛に戻ってしまうのです。
つまり薬を使い続ける必要があるので、毎月一定金額の費用がかかってきます。
その費用を抑えるために、海外からインターネットの個人輸入代行サイトを利用して安い薬を購入する方法があります。
海外には、主成分であるミノキシジルやフィナステリドが含まれているジェネリック薬が安価に売られているので、それらを個人輸入して代用することができます。
医師から処方されると15,000~20,000円程かかる薬が、ジェネリックを個人輸入すると5,000円以下で購入出来る場合があります。
しかし、個人輸入代行等で海外の治療薬を購入して使用することは絶対に止めてください!
なぜなら、購入した薬ではなく偽造品が届く恐れや、日本で認可されていないジェネリック薬や成分の濃度を高めた強力な作用を持つ薬を購入した場合、それらが一体どんな副作用を招くのか予想もつかないからです。
個人ブログの中には、輸入したジェネリック薬で副作用なく薄毛の進行が止まったと記事にする方もいますが、自分も副作用が出ずに効果が表れるとは限りません。
AGA治療の為に頭皮や身体が深刻なダメージを負ってしまっては元も子もありません。
薬の価格や主成分の濃度に魅力を感じても、絶対に購入や使用は控えてください。
AGA治療で9割の方に副作用の影響が出なかったというデータがあります。
しかし、裏を返せば1割の方には副作用の影響が出るというわけです。
自分に副作用が出るのか出ないのか、それは使ってみないとわかりません。
お試しで使用するには費用や副作用の面から考えると、かなりリスクが高いものです。
そして一度投薬治療を始めてしまうと、薬なしでは髪の毛を維持することが出来なくなるのです。
当発毛サロンは薬に頼らないAGA治療を推奨しております。
「副作用が怖くてAGA治療薬に手が出せない!」
「現在薬を服用しているけど満足行く結果が出ていない!」
「一生薬代を払い続けるような治療は嫌だ!」
そんな方は是非発毛技能士である専門家の私にご相談下さい。
あなたが不安に思っていることへの適切なアドバイスが出来ると思います。